2017年12月度ワールドビジネス研究会より

今年度最後のWBS定例会(12/21)は、駐日欧州商工会議所（EBC）会長のダニー・リスバーグ氏に、テーマ「日欧EPA大枠合意の裏舞台、－EBCの役割と中小企業への期待－」の講演をお願いしました。EBCは欧州18ヶ国商工会議所の上位団体で、日欧自由貿易の政策集団です。

同氏は、フィリップス・ジャパンの取締役会長でもあり、子供の頃東京で生活されていた経験をお持ちのため、日本語も大変お上手でいらっしゃいます。今回の講演も、資料は英語ながら、スピーチは流暢な日本語でした。質疑応答も大変分かり易く、非常に有益な講演会だったと思われます。

今回の講演は、今年4月にWBSの分科会でEBCを訪問した際に、同氏と出会い、講演のお願いをしたところお引き受け頂いたことがきっかけです。「日欧EPA大枠合意の裏舞台」がテーマでしたが、外国人経営者の視点からも貴重なお話が聞けました。

今回は国際派診断士にとって、非常に関心のあるテーマでもあり、リスバーグ会長から直接お聞き出来るということで、通常を大きく上回る50名の参加者がありました。また、講演のみならず、時間が足りないくらい活発な質疑応答が行われました。

懇親会にも最後までお付き合い下さり、数多くの質問にも丁寧にお答え下さいました。今後も、日欧ビジネスの架け橋となる機会があれば、喜んで協力するとのお言葉を頂戴しました。今回の御縁を大切にして参りたいと思います。

（報告：永井廣会員）